なんじ自身のために泣け ★★★


なんじ自身のために泣け
関岡英之著
河出書房新社
★★★

『拒否できない日本』の著者による、第7回蓮如賞受賞作。
「反グローバリゼーションを論じた本」というような紹介がされていて、それで読んだが、この本はまぎれもなく紀行エッセイである。決してそれ以上ではない(この本を読もうという人は「紀行エッセイ」という枠組みで読んだ方がよい)。んなもんで、読みながらかなり退屈した。最近、エッセイ本をよく読んでいるが、正直、エッセイはもうええわと思った。
唯一グローバリゼーションを明快に論じている「エピローグ」が、なかなか興味深かった。

投稿日: 日曜日 - 10 月 09, 2005 03:08 午後          


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