幸福の木の花 ★★☆


幸福の木の花
奥村チヨ著
講談社文庫
総合:★★☆
意外性:★★☆、読みやすさ:★★★、娯楽性:★★★、普遍性:★★、訴求力:★★☆

最近、奥村チヨの過去の歌を聴いて(「恋の奴隷」とか)、どういうメンタリティを持った人だったのか興味を持ったので、読んでみた。
「恋の奴隷」は、今聴くと内容がすごいので、歌手に興味が出たのだが、本人はこの歌がイヤで(やっぱり……)、歌手としてのイメージもこの歌のせいで大きく変わったらしい。女性ファンが一斉に離れていったとか……。
前半は、当時の芸能界の状況などがよくわかって、その辺はなかなか面白かったが、後半の家族の話や夫(浜圭介氏)の話などは、ごちそうさまっちゅうか、幸せでよござんしたねっちゅうか……ともかく少ししらけてしまったわけだ。

投稿日: 土曜日 - 8 月 12, 2006 06:36 午後          


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