ヘリコバクター・ピロリ菌 ★★


ヘリコバクター・ピロリ菌
緒方卓郎著
講談社ブルーバックス
総合:★★
意外性:★★★、読みやすさ:★、娯楽性:★★、訴求力:★★☆

1997年の発売当時に買っていて、2回読もうとして挫折した因縁の本。
今回とうとう最後まで読んだが、途中でやめた理由があらためてわかった。内容がいかにも専門バカという感じで面白さに欠ける部分が非常に多い。楽しく読める箇所もあるにはあるが、専門外の読者にとってはどうでも良い事項がつらつらと続くので、読んでいて飽きる。今やピロリ菌も非常に有名になって、当時のような情報としての希少性がなくなったため、今この本を読んで目新しい発見をするというのは、少なくとも専門外の一般読者にはないのではないかと思う。

投稿日: 土曜日 - 9 月 09, 2006 04:00 午後          


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