ラスト・サムライ ★★★☆


ラスト・サムライ(2003年・米)
監督:エドワード・ズウィック
脚本:ジョン・ローガン、エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコヴィッツ
出演:トム・クルーズ、渡辺謙、ティモシー・スポール、真田広之、小雪、原田眞人、中村七之助、福本清三
★★★☆

「ダンス・ウィズ・ウルブス」の焼き直し。舞台を明治初期の日本に持ってきた。アメリカ先住民=サムライ=尊いものという図式だ。
話は単純だが、映像が美しく、撮影がなかなか良い。それに何といってもセットに金がかかっている。村を1つ作るとはさすがハリウッド映画! とは言っても500人の兵士が住んでいる村にしてはあまりに小規模であったが。
一番驚いたのが、アメリカ人俳優の日本語に違和感がなかったことだ。『キル・ビル』の奇天烈な日本語と違って、ちゃんと会話として自然だった。米国人役者陣に拍手パチパチ。
ストーリー展開には目新しさはないが、1876年あたりの日本を舞台にしたのはなかなか見事だ(勝元は隆盛に相当するんでしょうか)。時代考証も割合しっかりしていた。
全体的に良くまとまっていて、好感が持てる映画だ。

投稿日: 月曜日 - 9 月 26, 2005 04:28 午後          


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