誓いの休暇 ★★★☆


誓いの休暇(1959年・ソ)
監督:グリゴーリ・チュフライ
脚本:ワレンチン・エジョフ、グリゴーリ・チュフライ
出演:ウラジミール・イワショフ、ジャンナ・プロホレンコ、アントニーナ・マクシーモア
総合:★★★☆
意外性:★★★☆、映像:★★★、娯楽性:★★★☆、完成度:★★☆、訴求力:★★★☆

ソビエト製の戦争映画だが、平和を訴える反戦ものである。
エピソードとしてラブロマンスみたいな要素もあってなかなか楽しめるが、演出が無骨で、いかにもソビエト製という感じである。
休暇をもらって帰郷する1兵士の話で、それ以上書くと内容をばらしてしまうことになるので書かないが、一種のロード・ムービーとも言える。展開がなかなか予測できない面白さもある。それにすごく唐突な感じで終わる。いかにも無骨である。インパクトの強い良い映画であるが、無骨さが強い印象として残った。
なお、監督のチュフライは、この映画が原因となって、ソビエト映画界から干される形になったらしい。

投稿日: 日曜日 - 1 月 15, 2006 05:46 午後          


©