上海から来た女 ★★★


上海から来た女(1947年・米)
監督:オーソン・ウェルズ
原作:シャーウッド・キング
脚本:オーソン・ウェルズ
出演:オーソン・ウェルズ、リタ・ヘイワース、エヴェレット・スローン、テッド・デ・コルシア
総合:★★★
意外性:★★☆、映像:★★★☆、娯楽性:★★★、完成度:★★★、訴求力:★★☆

このテの映画では毎度のことだが、速い展開についていけない。もう一度見たらたぶんよくわかるのだろうが、もう一回見たいとも思わない……。タルコフスキーの映画にも当てはまるが、どうもリズム感が私と合わないのだな。
映画の展開の速さは、同じくオーソン・ウェルズの『市民ケーン』などと似ているような気もする。『市民ケーン』は今となっては好きな映画だが、最初見たときは、ストーリーを追っていくのがやっとという有様で、しかも、見た後何か抜け落ちているような印象が残った。これはこの映画でも同様だ。
オーソン・ウェルズが面白い映像を駆使しているが、なんとなく「実験的な映像」というレベルを抜け出ていないような気がする。

投稿日: 火曜日 - 4 月 11, 2006 05:38 午後          


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