グレート・ワルツ ★★★
グレート・ワルツ(1938年・米)
監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作:ゴットフリード・ラインハルト
音楽:ヨハン・シュトラウス、ディミトリ・ティオムキン
出演:フェルナン・グラヴェ、ルイーゼ・ライナー、ミリザ・コルジャス、ヒュー・ハーバート
総合:★★★
意外性:★★、映像:★★☆、娯楽性:★★★、完成度:★★☆、訴求力:★★☆
ヨハン・シュトラウスの生涯を題材にした伝記映画。『ベニイ・グッドマン物語』(ベニー・グッドマン)とか『愛情物語』(エディ・デューチン)とか『アメリカ交響楽』(ジョージ・ガーシュイン)とか、そういった映画と、構成も展開も音楽の扱い方もよく似ている。いかにもハリウッド映画! しかもミュージカル仕立てになっているし。これがデュヴィヴィエか、という驚きもある。デュヴィヴィエでもハリウッドに行けばこういう映画になってしまうということか……。
補足:このDVD(「世界名作映画全集」の1本)だが、字幕の誤植が非常に多い。冒頭、画面に表示される英文(J.
シュトラウス以前はウィーンの人々が人前で踊ることはなかったとか、そういった導入文)も訳されてなかったし、やっつけ仕事の感をぬぐえない。
投稿日: 金曜日 - 4 月 28, 2006 09:04 午前