ジャンヌ・ダルク ★★★☆


ジャンヌ・ダルク(1999年・仏米)
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン、アンドリュー・バーキン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン、ヴァンサン・カッセル
総合:★★★☆
意外性:★★★☆、映像:★★★☆、娯楽性:★★★☆、完成度:★★★☆、訴求力:★★★☆

ジャンヌ・ダルクの新解釈による伝記映画。
映像は非常に美しく、時代考証や衣装も楽しめる。それにキャストが豪華! ミラ・ジョヴォヴィッチも端正で、なかなか良いジャンヌを演じている。
エンタテインメントの要素だけでなく、哲学的な含みもあり、なかなか濃厚な2時間半であった。いまだに謎に包まれているジャンヌ・ダルクの生涯を、現実的かつ整合性のある解釈で解明しており、なかなか興味深い。ただ、前半の戦闘シーンの連続とうって変わって、後半は一挙に『裁かるゝジャンヌ』と化し、見ていて疲れる展開になる。もちろんこの辺がストーリーとしてよくできた部分なのではあるが……。難しいところではある。

投稿日: 火曜日 - 5 月 02, 2006 06:58 午後          


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