郵便配達は二度ベルを鳴らす ★★★☆


郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942年・伊)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:ジェームズ・M・ケイン
出演:マッシモ・ジロッティ、クララ・カラマーイ、フアン・デ・ランダ、エリオ・マルクッツォ
総合:★★★☆
意外性:★★★☆、映像:★★★、娯楽性:★★★、完成度:★★★☆、訴求力:★★★☆

見るのは二度目だが、内容をほとんど憶えていなかった。なにせ前回はヴィスコンティ3本立ての最後の1本だったので、見る前からすでに疲れ果てているという有様だった。
前回は、遅い展開にいらついたという印象があるのだが、今回はそういうことはあまり感じなかった。前回よりも濃密な印象を受けたためか。以降のヴィスコンティ映画とは少し様相が異なり、どちらかというとネオリアリズモ風である。こういった男女の愛憎劇もなかなか面白い。
主役の男はなかなかいい男だった。さすがはヴィスコンティ。

投稿日: 木曜日 - 12 月 07, 2006 04:30 午後          


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